こんにちは。冨樫純です。
哲学や倫理学に興味があり、それに関連する本を読んでいます。
そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。
タイトル
強いネットと弱いリアル
ネットは階級を固定する道具です。
「階級」という言葉が強すぎるなら、あなたの「所属」と言ってもいい。
世代、会社、趣味、なんでもいいですが、ひとが所属するコミュニティのなかの人間関係をより深め、固定し、そこから逃げ出せなくするメディアがネットです。
グーグル検索のカスタマイズは、すでにかなり進化しています。あなたがなにか調べ物をするとき、「○○さんだったらこんなことを知りたいだろう」とまえもって予測検索をしてくれる。
この技術は今後ますます進むでしょう。自由に検索をしているつもりでも、じつはすべてグーグルが取捨選択した枠組みのなか。
ネットを触っているかぎり、他者の規定した世界でしかものを考えられない。そういう世界になりつつあります。
感想
ネットを触っているかぎり、他者の規定した世界でしかものを考えられない。そういう世界になりつつあります、という最後の部分が印象に残りました。
そういう側面はあると思います。
下記の本を參考にしました
『弱いつながり』
検索ワードを探す旅
東浩紀著