こんにちは。冨樫純です。
独学で、経済学を学んでいます。
そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。
タイトル
育休の経済学
今となっては結構昔の話になってしまいますが、2013年に、安倍首相が育児休業期間を1年から3年に延長することを提案しました。
待機児童がなかなか減らない中で、ワークライフバランスを保ち、女性の社会進出と出生率上昇を両立させたいという動機から出てきたのでしょう。
この動機自体はよく理解できるところです。
しかし、この提案は労働コスト増を恐れた経営者側のみならず、労働者側にも不評でした。
安倍首相は「3年間抱っこし放題」というキャッチフレーズで、この提案を国民に広く売り込もうとしましたが、どうにもウケが悪く、結局この話は立ち消えになってしまいました。
子どもの平均体重は満3歳で13~14キロにもなりますから、いくら可愛くても抱っこするのは大変です。
重い荷物を持っているのに「抱っこ〜」と息子にせがまれるたびに、なぜこのキャッチフレーズが受けなかったのか、私自身、骨身にしみて感じました。
育休3年制の提案は国民に広く受け入れられなかったものの、育休制度そのものは多くの人々に支持されているようです。
感想
なぜ3年なのかは疑問に思います。
3歳までは親が育児をした方がいいということだろうか。
下記の本を参考にしました
『家族の幸せ』の経済学
データ分析でわかった結婚、出産、子育ての真実
山口 慎太郎著