こんにちは。冨樫純です。
独学で、経済学を学んでいます。
そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。
タイトル
お母さん自身の選択を尊重しよう
母乳育児は赤ちゃんの健康にとって一定のメリットがあるものの、その負担はお母さんが一人で担っています。また、仕事などが理由で、母乳を与えることが大変な負担になる人もいるでしょうし、体質的な問題で母乳の出が悪い人もいるでしょう。
「母乳信仰」が行き過ぎてしまうと、何らかの理由で母乳育児ができないお母さんは追い詰められてしまいます。
家族も含めた周囲の人々に、陰に陽に「母親失格」の烙印を押されてしまうのではないかという不安を感じたお母さんも、少なからずいるでしょう。
こうした不安は日本だけの問題ではありません。
私たちからすると個人主義的に見えるアメリカ人の間でも同様の悩みがあります。
多くのアメリカ人女性が、母乳育児は「自然」な
ことで、 「良き母」としての象徴的な行為だと信じています。
日本のお母さん同様、アメリカのお母さんも強いプレッシャーを感じており、母乳育児を行わない/行えないことに対して罪悪感を持ってしまっているようです。
母乳育児には一定のメリットがあるものの、母乳育児を行うかどうかについてはお母さん個人の選択が尊重されるべきだと筆者は考えています。
過剰なプレッシャーや罪悪感を持つ必要はないし、そうしたものを煽るような一部の人々の言動は行き過ぎでしょう。
母乳育児であろうともなかろうとも、子育てには苦労とともに、何ものにも代えがたい楽しさがあります。
男性である私は、自分の母乳を与えた経験はもちろんないのですが、 それでも哺乳瓶で母乳や粉ミルクを我が子に与える喜びがありました。
息子はもうすっかり大きくなってしまって、 粉ミルクをあげられなくなってしまったのが寂しいほどです。
理想の子育てのあり方は人それぞれです。
自分の家族の幸せのために、科学的根拠のある正しい知識を活用して、今の子育てを楽しんでください。 どうせ子どもはすぐに大きくなってしまいますから......。
感想
母乳神話はアメリカでも信じられていて、日本人と同じように悩んでいることに驚きました。
意外な感じがしました。
下記の本を参考にしました
『家族の幸せ』の経済学
データ分析でわかった結婚、出産、子育ての真実
山口 慎太郎著