とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

女子の出世の道

こんにちは。冨樫純です。

 


本を紹介します。

 


①この本を選んだ理由

 


社会学の講義をしている動画にハマっていて、その先生が薦めていたので、読んでみようと思いました。

 


②こんな本です

 


『グロテスクな教養』

   高田里惠子

 ちくま新書

 

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「教養とは何か」「教養にはどんな効用があるのか」。

 


大正教養主義から、80年代のニューアカ、そして、現在の「教養崩壊」まで、えんえんと生産・批判・消費され続ける教養言説の底に潜む悲喜劇的な欲望を、出版社との共犯関係・女性や階級とのかかわりなど、さまざまな側面から映しだす。

 


知的マゾヒズムを刺激しつつ、一風変わった教養主義復権を目指す、ちょっと意地悪で少しさわやかな教養論論。

 


③こんな言葉が印象に残りました

 


「女の子には出世の道が二つある」という副題を掲げる、斎藤美奈子の『モダンガ ー ル論』は、「職業的な達成(労働市場で自分を高く売ること)と家庭的な幸福(結婚市場で自分を高く売ること) は、女性の場合、どっちかが「出世」」であり、だから「女の子はいつも「二つの出世の道」の間で揺れてきた」、と皮肉な口調で語りはじめる。

(本文より引用)

 


④この本が気になった方への2冊はこちら

 


教養主義の没落』

   変わりゆくエリート学生文化

   竹内 洋著

 中公新書

 


『学歴・階級・軍隊』

  高学歴兵士たちの憂鬱な日常

  高田 里惠子著

  中公新書

 


興味を持ってくれた方はいるでしょうか?

興味を持った方は、是非読んでみてください。