こんばんは。冨樫純です。
何年か前に、ハーバード白熱教室と題したテレビ番組がありました。
そこで、人気のサンデル教授の講義を見て、政治哲学というものに興味を持ちました。
ぼくと同じように興味を持った人は多いと思います。
今になって、体系的に政治哲学を学びたいと思い、まず、ネットで調べてみました。
今回も、2点説明します。
政治哲学のテーマ・問題意識です。
政治哲学について理解するには、何をテーマ・問題意識としている学問なのかを知ることが非常に大事です。
政治哲学の分野は、端的に言えば倫理的・哲学的テーマです。
具体的には、以下のようなことがテーマとして取り上げられます。
・政府の存在の正当性
・分配的政策・福祉国家的政策の正当性
・市民の公共的な道徳、美徳、正義(≒権利)、
善(≒価値観)などの関係
利
「哲学とどう違うの?」と思われるかもしれませんが、政治哲学はあくまで「政治」の哲学ですので、国家の政策や政治が共通するテーマです。
つまり、単に「安楽死に賛成か反対か?」などを論じるのではなく、「国家が安楽死を合法化することにはどのような正当性があるのか(ないのか)」という論じ方をするのです。
哲学、倫理学などとは、国家や政治がテーマになるという点で異なると覚えておいてください。
また、倫理的対立が生まれやすいテーマ(例えば生命倫理)が扱われると思われがちですが、政治的なテーマであればすべて政治哲学のテーマにもなり得ます。
こうしたテーマを持つ政治哲学ですが、政治哲学には主に以下の3つの立場があります。
①リベラリズム…個人の自由や権利の平等のために、国家の役割を積極的に評価する立場。
②リバタリアニズム…国家の存在は個人の自由や権利を侵害するため、最小限の役割しか認めない、もしくは国家は必要ないと考える立場。
③コミュニタリアニズム(共同体主義)…リベラリズム・リバタリアニズムの「正義」や「善」に対する姿勢を批判し、共同体の存在を重視する立場。
下記のサイトを参考にしました。
https://liberal-arts-guide.com/political-
philosophy/