こんばんは。冨樫純です。
本を紹介します。
①この本との出会い
ズバリ、タイトルに興味が湧きました。大学4年間の経済学がざっとですが、10時間で学べるのです。
②こんな本です。
『大学4年間の経済学が10時間でざっと学べる』
井堀利宏著
約20年間、東京大学経済学部と大学院の教壇に立ち、学生たちに経済学を教えてきました。
そこで教えてきた講議の内容を、初めて経済学を学ぶ方向けに解説したものです。
本書では、「ミクロ経済学」「マクロ経済学」それぞれについて、「必ず知っておいてほしい」と思う項目を合計20個取り上げました。
1項目だいたい30分で読めますので、10時間で大学4年分の内容がざっと学べます。
さらに時間を短縮したい、難しいことは嫌だという人向けに、ディズニーランドなどでいうところの「ファストパス」コースもご用意しました。ゼロから学ぶ方は目次の「ココだけ!」
のマークの箇所から読んでいただいても、最低限の知識は身に付くようにしてあります。
(本文より引用)
教科書みたいなので、苦手と感じる人もいるかもしれないと思いました。
ちなみに、ぼくは教科書が嫌いではないので、抵抗はありませんでした。
③こんな言葉が響きました。
費用とは、何らかの経済行為をする際にかかる損失ののことですが、どんな経済活動にも費用(コスト)はかかります。
たとえば、家計が消費をする(モノを買う)際には、市場価格で消費する財を購入する必要があります。その購入金額は、家計にとって消費行為にかかる損失=費用になります。また、企業が生産活動をするときには、労働、資本などの生産要素に支払う金額(賃金や利子)が、企業にとっての費用になります。
これに対して、「機会費用」というものがあります。これは、見えない形でかかる費用です。たとえば、企業が自分で準備した資金で投資を
するとします。自前ですでに用意してある資金だから、投資をする際に損は発生していないように見えます。
しかし、もし企業が投資をする代わりに、その資金を誰かに貸していたらどうでしよう。金利という形で何かしら収益が得られたはずです。
収入の機会があるにもかかわらず、それを利用しないで他のことに資金を回す場合、実際にはそれだけの収入をあきらめたことになります。
(本文より引用)
④まとめ
タイトルの通り、大学4年間の経済学が10時間でざっと学べます。
この本をきっかけに、経済学っておもしろいと感じた方もいらっしゃると思います。
⑤この本が気になった方への3冊はこちら
『教養としての経済学』
生き抜く力を培うために
一橋大学経済学部
一番人気の経済学入門』
ミクロ編
ティモシー・テイラー他2名著
かんき出版
一番人気の経済学入門』
マクロ編
ティモシー・テイラー他2名著
かんき出版
興味を持ってくれた方はいるでしょうか?
興味を持った方は、是非読んでみてください。