こんにちは。冨樫純です。
独学で、経済学を学んでいます。
そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。
タイトル
夫の会社の協力も大きな助けに
育児と仕事の両立には周囲のサポート、特にお父さんの果たす役割が大きいと考えられています。
とはいえ、仕事が忙しすぎたり、時間の融通がつけられなかったりする場合には、お父さんが家事・育児を行いたくとも、なかなか思うようにはできないものです。
その場合、しわ寄せは結局、お母さんにいってしまいます。
ある日本の研究では、お父さんの会社にフレックスタイム制があるかどうかが母乳育児に及ぼす影響を調べました。
フレックスタイム制とは、働く人自身が始業と終業の時間を決めることのできる弾力的労働時間制度です。
この制度をうまく使えば仕事をしつつ、家事・育
児の時間を確保できるかもしれません。
この研究では、きょうだい間の母乳育児の有無に注目しています。たとえば、一人めの子どもを育てていた頃と、二人めの子どもを育てていた頃で、夫の会社のフレックスタイム制に違いがあったかどうかと、妻の母乳育児の取り組みに変化があったかどうかを比べています。
その結果、夫の会社にフレックスタイム制がある場合には、母乳育児の実施率が上がり、母乳育児の期間も長くなる傾向があることがわかりました。
母乳育児とお母さんの就業を促進するためには、お母さんをターゲットとした育児・就業支援策だけでなく、お父さんもその支援の対象とすることで、結果的にお母さんの育児と就業を支えることにつながることを示す興味深い結果です。
感想
夫の協力がお母さんの家事、育児負担を減らすことは当たり前のように思います。
でも、現実には夫の協力は難しいことが多い気がします。
下記の本を参考にしました
『家族の幸せ』の経済学
データ分析でわかった結婚、出産、子育ての真実
山口 慎太郎著