とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

参議院はお飾りではない

こんにちは。冨樫純です。

 


独学で、政治学を学んでいます。

 


そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。

 


タイトル 

 


2代続けての総理大臣の辞任

 


小泉の後、 2人 の総理大臣が立て続けに短命に終わってしまったのである。

 


「ら美しい国」をめざした安倍晋三総理大臣は政権発足1年足らずで、美しくない格好で政権を投げ出してしまった(任期:2006年9月~2007年9月)。

 


つねにクールさを装っていた福田康夫総理大臣は、辞任表明した会見において記者からの嫌な質問に対して、「ら私はあなたとは違うんです」と最後の最後に逆ギレして、やはり1年足らずで辞めてしまった (任期: 2007年9月~2008年9

月)。

 


日本の総理大臣は本当に、制度によって武装されて強くなったのか、疑問に思えてくる事態が2回続けて起こってしまったのである。

 


しかし、このような事態は、制度の重要さも示している。

 


日本の国会が二院制をとっていることがそれである。 安倍内閣の時期に行われた参議院選(2007年7月) において、自民党が惨敗して参議院過半数を握れなくなってしまったことが、2人の短命総理大臣の苦境の背景にある。

 


「ねじれ国会」 が生まれてしまったのである。 自民党公明党と連立して衆議院過半数を制し、法案を可決することができても、参議院では過半数をもたないために、野党の反対にあって否決される状況になってしまった。

 


安部、福田が政権を放り出したのは、参議院における最大勢力、民主党(小沢一郎代表)が対決路線を打ち出し、 内閣として重要案件を処理できなくなったことに嫌気がさしたためであるが、その背景には日本国憲法が第二院である参議院にきわめて強い権限を与えているという事実がある。

 


他の国と比較したときに、この第二院の権限の強さが日本の国会制度の大きな特徴である。

 


感想

 


参議院はお飾りだと言われることがありますが、これほど影響力があるとは以外でした。

 


下記の本を参考にしました

 


『はじめて出会う政治学

 構造改革の向こうに

 北山 俊哉 他2名

 有斐閣アルマ

 

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