こんにちは。冨樫純です。
独学で、政治学を学んでいます。
そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。
タイトル
あらためて脚光を浴びる参議院
自民党が参議院で過半数を割ったのは2007年選挙が初めてではない。
1989年そして1998年にも経験している。
しかし、そのときは他の政党と連立を組むことでなんとか多数派を維持してきた。しかし、2007年選挙ではすでに公明党と連立を組んでいたが、それでも過半数にはとどかず、他に連立できそうな政党も存在しなかった。
その結果、 ねじれ国会が長期間続くことになったのである(なお、福田内閣のとき、自民党と民主党が連立するという大連立構想が持ち上がったが、最終的に民主党がこれを拒否したために、成立しなかった。
こうして、参議院の重要性があらためて認識されるようになった。
これまでは、先に挙げた例外的な時期を除けば、衆議院で過半数を制する政党、具体的には自民党が、参議院でも過半数の議席をもっていたために、参議院は衆議院の可決した法案をそのまま可決するだけの存在であるといわれた。
参議院は衆議院の採決の結果をコピーしているだけだといわれたものである。そのために、その存在理由が疑問とされ、ときには参議院不要論まで唱えられることもあった。
しかし、いまや参議院の存在は、内閣の存続を左右するほどの重要性をもつようになったのである。
感想
参議院の存在意義は強くなってきたと思いますが、野党のそれは弱い気がします。
下記の本を参考にしました
『はじめて出会う政治学』
構造改革の向こうに
北山 俊哉 他2名
有斐閣アルマ