こんにちは。冨樫純です。
独学で、政治学を学んでいます。
そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。
タイトル
役に立つ政党?
政策を勉強することにそれほど時間や労力をかけず、また人柄や人格といった本当のところはわかりにくい基準に基づかずに投票する方法はないのだろうか。
選挙に際しては支持政党を基準に投票する人も、かなりいる。
また、普段からある特定の政党を支持している人は、投票所に足を運ぶ確率も高く、当然ながら自分の支持政党の候補者に投票することが多い。
政党を基準にするのは、なかなかうまい投票の仕方のように見える。政党にはよく似た考え方の人たちが集まっていることが普通である。
自民党は大体において、アメリカと協調しながら、自由市場経済に基づき経済発展を進める政策をとってきた。
社会党(社民党の前身)は、国際政治の場では中立政策を志向し、国内では大企業を「優遇」するような政策に反対してきた。
もっとはっきりしているのは共産党であり、長期的には自由市場経済をやめて社会主義・共産主義を実現することをめざしている。
各候補がどの政党の候補かわかれば、だいたいどのような政策をとるかがわかるであろう。
少なくとも自民党と社会党の連立政権が成立するまでは、どの政党に所属しているかは重要な情報を投票者に与えてくれた。
社会党候補は、親米的な外交政策に反対するだろうし、自民党候補は企業の自由な経済活動を邪魔するような政策には消極的であることが予測できたのである。
このように考えると、政党は選挙で誰に投票するかを決めるときの有力な手がかりになると考えることができる。
感想
政党で選ぶのがベストな感じがします。
与党か野党か、どんな政策を掲げている政党なのか、選びやすいと思います。
下記の本を参考にしました
『はじめて出会う政治学』
構造改革の向こうに
北山 俊哉 他2名
有斐閣アルマ