こんにちは。冨樫純です。
哲学や倫理学に興味があり、それに関連する本を読んでいます。
そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。
タイトル
哲学とは一種の観光である
紀伊國屋じんぶん大賞に選ばれたとの報を聞き、光栄に思っています。
ぼくが訴えたかったのは、ひとことで言えば、「哲学とは一種の観光である」ということです。
観光客は無責任にさまざまなところに出かけます。
好奇心に導かれ、生半可な知識を手に入れ、好き勝手なことを言っては去っていきます。
哲学者はそのような観光客に似ています。
哲学に専門知はありません。
哲学はどのジャンルにも属しません。それは、さまざまな専門をもつ人々に対して、常識外の視点からぎょっとするような視点を一瞬なげかける、そのような不思議な営みです。
ソクラテスの対話編には、哲学のそんな本質がすでに明確に刻まれています。
感想
常識外の視点からぎょっとするような視点を一瞬なげかける、という箇所が印象的でした。
ぼくもそういう見方ができるようになりたいと思っています。
下記の本を參考にしました
『弱いつながり』
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東浩紀著