こんにちは。冨樫純です。
哲学や倫理学に興味があり、それに関連する本を読んでいます。
そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。
タイトル
世界の均質化が可能にする弱い絆
検索がグーグルをプラットフォームとしているように、観光はグローバル化をプラットフォームとしています。
世界中に同じようなホテル、同じようなモール、同じようなチェーン店があるからこそ、ぼくたちは安心して観光ができます。
ひとはそれをコピーだらけの旅だと批判するかもしれません。
しかしそれは偶然や出会いがないことは意味しません。 検索が、検索ワードの入力によってそれぞれまったく異なる顔を見せるように、観光も、ツーリストの行動によってそれぞれまったく異なる顔を見せるからです。
世界中が均質な時代になったからこそ、その均質さを利用してあちこちに行って、さまざまなひとに出会い、「憐れみ」のネットワークを張りめぐらせるべきだと思います。
ネットの強みを活かすためには、弱いリアルを導入しなければならないと序文で書きました。
同じように、グローバル化の強みは、観光客として無責任に「弱い絆」をあちこちに張りめぐらすことではじめて生きてくるのです。
コピーになることを怖れてはなりません。
感想
コピーだから安心できるという箇所は、そうかもしれないと思いました。
下記の本を參考にしました
『弱いつながり』
検索ワードを探す旅
東浩紀著