こんにちは。冨樫純です。
独学で、倫理学を学んでいます。
そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。
タイトル
真理を求めるとはどういうことか
ウィリアムズは、真理を求める態度が結果として、自分らしい生き方につながると示そうとします。具体的に見ていきましょう。
ウィリアムズはまず、真理を求め、尊重するとはどういうことかを思考実験を通じて考えます。
そこでは大きな国家は存在せず、人々は小さな社会を形成し、互いに言葉を交わしあっているとします。
そうしてしばらくすると彼らはより良く生活をするために、正しい情報を得ようとし、お互いに自分が本当に正しいと信じているものを伝えあおうとするに違いない、とウィリアムズは述べます。
それぞれが正しいと信じるものを伝えあうことで、互いのもつ情報を共有しようとするのです。
これが真理を求めるということの出発点であるとす。そして、この状況をどのように考えればいいのかが、今日の哲学の根本的な問題である、と彼は述べました。
感想
大きな国家は存在せず、人々は小さな社会を形成し、互いに言葉を交わしあっているとします。
そうしてしばらくすると彼らはより良く生活をするために、正しい情報を得ようとし、お互いに自分が本当に正しいと信じているものを伝えあおうとするに違いない、とウィリアムズは述べます、
という箇所がおもしろいと思いました。
古代ギリシャの哲学が生まれる背景に似ていると思います。
下記の本を参考にしました
『「倫理の問題」とはなにか』
メタ倫理学から考える
佐藤岳詩著