こんにちは。冨樫純です。
独学で、憲法を学んでいます。
そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。
タイトル
住民投票で決着をつけよう!
原子力発電所を設置するか否かとか、湖を埋めたてて工場 住宅用地を造成するか否かなどのように、住民の生活や利害に密接に関係する問題について、住民を二分するような争いが生じることがあります。
賛成派の住民は、そのような事業を行うことによって経済が活性化し、村の過疎化にストップがかかると主張します。
反対派の住民は、住民の生命・健康が脅かされ、自然が破壊されると主張し、両派は互いに譲ろうとはしません。
そんな場合に、住民投票を行って多数決によって決着をつけようではないかとの提案がなされることがあります。
このような提案は、一見すれば、もっともなようにみえます (地方 「自治」というのは、住民自らが治めることをいうのだから、 住民が投票で直接決定することは、地方自治の最高の形態である、というわけです)。
しかし、住民投票賛成との結論を出す前に、考えるべきことがあります。 あなたの住んでいる市や町や村の政治をみてください。
そこでの政治は、長(知事、市町村長) や地方議会議員によって行われています。
彼らのような 「プロ」による政治と住民投票とは、どのような関係にあるのでしょうか。
住民投票を地方の政治の仕組みの中に位置づけたうえで、住民投票による決着という手法が適切なのか、また憲法上可能なのかを考えていくことが必要となります。
感想
たしかに、住民投票で決めた方がいい事案もあると思いました。
下記の本を参考にしました
『いちばんやさしい 憲法入門』
初宿 正典 他2名
有斐閣アルマ