とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

住民投票に替わるもの

こんにちは。冨樫純です。

 


独学で、憲法を学んでいます。

 


そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。

 


タイトル  

 


代替物があるのでは?

 


わざわざ住民投票をしなくても、長や議員の選挙の際に住民の声を反映できるし、解職請求や条例制定請求を通じて住民の声を反映できるので、それらの代替物で十分ではないかを、との考え方があります。

 


しかし、住民投票の場合には争点は1つ、たとえば、原子力発電所設置の可否だけですが、選挙や解職請求の場合には、争点は複数となり、候補者などの行政能力や人柄も投票の際の判断材料となりえます。

 


また、選挙での公約は実現されるとはかぎらないし、解職請求の効果は解職までです。

 


条例の制定請求の場合には、いくら多くの署名を集めても、そのような条例を制定するか否かは、議会の判断に委ねられます。

 


ですから、 住民投票と同一の機能を果たす制度は存在しないといえます。

 


感想

 


他に替わるものがないとしても、ぼくには住民投票の意義が納得できるものではないと思いました。

 


下記の本を参考にしました

 


『いちばんやさしい 憲法入門』

 初宿 正典 他2名

 有斐閣アルマ

 

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