とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

育休は1年くらいが理想か

こんにちは。冨樫純です。

 


独学で、経済学を学んでいます。

 


そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。

 


タイトル 

 


母親の就業には短期ならプラス、長期ならマイナス

 


ドイツの政策評価によると、育児休業期間を延ばすほど仕事への復帰が遅くなり、お母さんが家で子どもを育てる期間が長くなりました。

 


復帰が遅くなると心配なのは、長期的な就業率への悪影響ですが、幸い、出産4~6年後の就業率はほとんど下がっていませんでした。

 


同様の政策評価オーストリア、カナダ、ノルウェーなどでも行われました。

 


これらの国々の結果も合わせて全体として見ると、1年以内の短期の育休制度はお母さんの出産数年後の就業にとって悪影響はなく、 あるとすれば多少プラスの効果がみられたようです。

 


雇用保証があることで、スムーズな仕事復帰の助けになる効果があると考えられています。

 


一方で、それ以上に長い、たとえば3年の育休制度はお母さんの就業にとってわずかにマイナスの影響があったケースが多いようです。

 


特に、給付金が長期にわたって支払われるようなケースだと、お母さんが家で子どもを育てるほうが得だということになってしまうため、仕事復帰が遅くなってしまいがちです。

 


育休取得期間があまりに長くなってしまうと、仕事のスキルも習慣も失われてしまうため、長期的にはお母さんの就業にとってマイナスになってしまうようです。

 


感想

 


3年でも長過ぎるとは意外でした。

 


3年もブランクがあると確かに、仕事のスキルが落ちることはあると思いました。

 


下記の本を参考にしました

 


『家族の幸せ』の経済学 

  データ分析でわかった結婚、出産、子育ての真実

  山口 慎太郎著

  光文社新書

 

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