こんにちは。冨樫純です。
独学で、政治学を学んでいます。
そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。
タイトル
日米自動車交渉
1995年6月28日、長らく紛糾していた日本とアメリカの間での自動車、自動車部品に関する交渉に決着がついた。
日本との貿易赤字に苦しんでいたアメリカ政府は、アメリカ製の自動車と部品を日本企業がもっと購入するように、日本政府が効果のある政策をとることを要求していた。
これを受けた日本政府は、企業が製品や部品をどこからどれだけ購入するかは企業の自由であり、政府がとやかくいうことはできないと論じて、アメリカ政府の要求を拒んでいた。
とくにアメリカが、日本企業の購入すべき部品
について具体的な数値目標を掲げ、その実現を日本政府に約束させようと迫ったために、交渉はもつれにもつれた。
日本政府がそれで「ノー」と言い続けたために、交渉の終盤、アメリカ政府は日本製高級車に100%の関税をかけるなどの「対日制裁リスト」を発表して、さらなる圧力を日本にかけようとした。
双方が一歩も譲らないという緊張にみちた時期が、その後もしばらく続いた。
しかし結局、双方のメンツを立てる形で妥協がはかられることになった。
感想
日本政府がアメリカ政府に「ノー」と言っていたという事実に驚きました。
何でもアメリカ政府のいいなりだと思っていたので。
下記の本を参考にしました
『はじめて出会う政治学』
構造改革の向こうに
北山 俊哉 他2名
有斐閣アルマ