こんにちは。冨樫純です。
「1980年代の経済」についてのコラムを紹介します。
コストカットして、高く商品を売るという教科書通りの理論で経済成長していたことを改めて感じました。
1980年代前期は、経済の見直しを迫られます。
石油も円も高くなった中で、日本はどうやって利益をあげるか。
まず日本がおこなったのは、減量経営です。
企業の無駄遣いを徹底的になくして、利益をあげていこうという考えです。
さらにME (マイクロエレクトロニクス)技術を導入します。
産業用ロボットとコンピューターを使って、人件費を削減します。
そして、自動車や半導体といった、技術力の高さを使って高い利益をあげられる商品を作っていきます。
たとえば自動車などは、使われている原料の価格は、鉄とかアルミとかですから、そんなに高くありません。
でも、それを組み立てて自動車にすると、高い値段で売ることができます。
このやり方で、日本の経済は息を吹き返すのです。
1980年代、日本は「経済大国」 になります。 世界のGNP(国民総生産)総計の10%を占め、国民所得はアメリカを抜くのです。
さらに1980年代後半には、地価と株価が上昇してバブル経済となります。
日本の経済はドンドン成長していくのです。
下記の本を参考にしました
『金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本』【改訂版】
金谷 俊一郎
東進ブックス 大学受験 名人の授業