とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

男性問題は、女性問題か

こんにちは。冨樫純です。

 


独学で、社会学を学んでいます。

 


そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。

 


タイトル 男性問題は、女性問題?

 


女性問題の講演などを頼まれると、スローガンのように「女性問題は、男性問題だ」と言ってき

た。

 


女性問題の解決のためには、男たちの意識改革と生活スタイルの変革が問われざるをえないか

らだ。

 


しかし、最近は、その後で、「男性問題は、女性問題だ!」とつけ加えるようにしている。

 


この男性社会で男たちは、精神的にも身体的にも、〝豊かで満ちたりた"人生を送って いるわけではない。

 


むしろ、その精神と身体を蝕まれ、傷ついてきたといってもいい面さえあると思う。

 


この男たちが、もっと豊かで、ゆとりある人生を楽しむためには、これまで経済的、精神的に、男性に依存してきた女性たちの自立”もまた必要なのだ。

 


「家族を経済的に養うために」 黙って無理して働いてきた男たちに、「おんぶにダッコ」はもうやめてほしい(というとちょっと偉そうか)。

 


男たちが、これまで背負いこんできたさまざまな活動から自由になるために、その仕事を女性に背負ってもらう必要がある。

 


女性の社会参加、職業参加の拡大によって、男たちがこれまで背負いこんできた負担を、対等に分けもってもらうということだ。

 


もっとも、男性が仕事社会から自由になることが、人間性を破壊するような苛酷な女性労働を生みだすのも困る。

 


その意味で、女性の社会参加、男性の家庭・地域参加という相互乗り入れとともに、労働時間の短縮=自由時間の拡大が、男女ともに求められる必要があるだろう。

 


その意味で、「女性問題の解決は、男の幸せと人間性豊かな生活につながる」くらいの気持ちで、男性たちもまた、この問題に取り組んでいく必要があるのではないか、とぼくはけっこう本気で思っているのである。

 


感想

 


「家族を経済的に養うために」 黙って無理して働いてきた男たちに、「おんぶにダッコ」はもうや

めてほしい(というとちょっと偉そうか)という箇所が印象的です。

 


今でも、男性が家族を養わければならないという固定観念みたいなものがあると感じました。

 


下記の本を参考にしました 

 


男性学入門』 

 伊藤 公雄

 作品社

 

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