こんにちは。冨樫純です。
「デジャビュとジャメビュ」についてのコラムを紹介します。
この言葉を使ったことがある人は多いと思いますが、健常者の7割もこの体験をしている報告に驚きました。
一度も経験したことのないことが、いつかどこかですでに経験したことであるかのように思われる場合をデジャビュ(フランス語déjà vu : 既視感)という。
逆によく見知っているはずなのに、見たはずはないという感じをジャメビュ(フランス語jamais vu:未知感)という。
デジャビュは脳損傷や精神疾患に関係して述べられることも多いが、健常成人の7割以上の人が体験しているという報告もある。
デジャビュの起こる原因として、記憶における類似性認知のメカニズムが考えられる。
私たちがなんらかの経験をするときには、類似した過去経験が想起されることが多い。
そのとき、現在の経験と過去経験の類似性が高いほど、既知感が高まり、懐かしさを感じる場合も多い。
重要なのは、強い既知感がありながら「未経験である」 ことを認識している点であり、これが不思議な出来事として体験される原因と考えられる。
ジャメビュはデジャビュに比較して精神的、身体的疲労時に感じることが多く、疑わしい、恐ろしいというような感情が伴うことも報告されている。
下記の本を参考にしました
『心理学』第5版補訂版
鹿取 廣人 他2名