こんにちは。冨樫純です。
「シュメール人は日本人?」についてのコラムを紹介します。
日本語は特殊な言語だと思っていましたが、「孤立言語」と言われて、納得しました。
古代民族の民族系統を調べるのに、考古学者が拠り所とするのが「言語」です。
言語の系統を調べていけば、その民族がどの系統に属する民族なのかが凡そわかるためですが、本文で触れたように、人類最古の文明を築きあげたシュメール人は、 西アジアー帯の民族とはまったく違う言語形態を使用していました。
その中でも同系統の言語が見つからないため、 「孤立言語」 などと呼ばれていますが、 じつは我が日本語もシュメール語と同じ、孤立言語です。
言語系が同じと言うだけでなく、 シュメール人と日本人は、神話(天孫降臨)や三種の神器(鏡、勾玉、劍)、さらには帝号(スメル)、国名(華の国)、王室紋(菊花紋)など、多くの共通点を見出すことができるため、 そこから 「シュメール人はオリエント地方から姿を消したあと、 東へ移住して日本人となった」 という考えがまことしやかに語られることがあります。
しかしながら、 シュメール文明が崩壊したころ
日本はすでに縄文時代の晩期ですので、この説は少々不自然です。
それよりは、「もともと北アジアに発祥した民族が東へ移住して日本人となり、西へ移住してシュメール人となった」、つまり“祖先”ではなく『同祖"のと考えた方がまだ自然のような気がします。
もっとも「すべてこじつけ」 という可能性が一番高いですが。
下記の本を参考にしました
『暗記がいらない世界史の教科書 』
本当の教養を身につける
神野 正史著