とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

敬遠されるフロイト

こんにちは。冨樫純です。

 


フロイト」に関するコラムを紹介します。

 


性は大事なことだとぼくは思います。

だからこそ教科書で扱ってほしいと思いました。

 


フロイトはとても面白い人だけど、倫理ではあんまり出てこない。

 


それは彼が青年期よりも幼児期を重視したのと、性(リビドー)を重視しすぎたせいだ。

 


文部科学省はそういう人、あんまり好きじゃないみたい。

 


「男根期」 だの「去勢不安」だの、第2次性徴は「性器期」だしね。

 


そりゃ引くわ、みんな。文部科学省、正解。

 


ただしエディプス=コンプレックス(同性の親を殺し、異性の親と結ばれたいという欲望)は範囲に入るから覚えといてね。

 


でも心理の世界では、フロイト以上に性を追求した人もいる。

 


それがライヒだ。ライヒは性のエネルギーを「オルゴンエネルギー」と呼び、晩年はそのオルゴン抽出機の開発に心血を注いだ。

 


こんな危ない奴、教科書に出てくるはずがない。彼は文部科学省上「いなかった」ことになっている。

 


下記の本を参考にしました。

 


『蔭山のセンター倫理』

  「思想」の背景と流れがわかる

    蔭山克秀著

 学研教育出版