とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

共和制とは

こんにちは。冨樫純です。

 

独学で哲学を学んでいるので、勉強してきたことを整理する感じで書いていきたいと思います。

 

哲学者を1人ずつ取り上げて、その思想、時代背景、感想などを書いていきます。

 

取りあげる哲学者や思想は、ほくが勝手に選んでいます。

 

哲学者 アリストテレス

思想 共和制

 

アリストテレスは、ある程度の財産と教養をそなえた市民が中心となる政治 (共和制) を、もっとも安定した政治制度と考えた。

 

彼はひとりの大金持ちが開く宴会よりも、貧しくても、多くの人びとが食べものを持ち寄る食事のほうが豊かであるといった。

 

少数の優秀な人間による政治よりも、多数の人間が参加する民主的な政治のほうが安定度が高く、優れていると主張した。

 

市民は一人ひとりをとれば、もっとも優秀とはいえないにしても、全体としては少数の優秀者より優れているのである。

 

しかし、多数者による政治は、自己の利益しか考えない民衆が数を頼んで政治を動かそうとすると、衆愚政治に陥る危険性がある。

 

私的な利益のみにとらわれず、ポリス (都市国家)の一員としての公共の精神をそなえた知性と教養をもった市民が、自由に議論して政治を進めることが大切なのである。

 

民主主義(デモクラシー democracy)とは、もともとギリシア語で民衆(デーモス demos) が政治的な権力(クラトスkratos)を握るという意味である。

 

古代ギリシアには奴隷制があり、また女性が政治に参加できないなど、現代のような民主主義が十分に発達していたわけではない。

 

また、公共性に欠けた民衆が集まると、衆愚政治に陥る危険性も指摘されていた。

 

感想

 

少数の優秀な人間による政治よりも、多数の人間が参加する民主的な政治のほうが安定度が高く、優れていると主張は、個人的に賛成です。

 

やはり、少数で決めてしまうと政策的に偏ると思うので。

 

下記の本を参考にしました

 

新 倫理 清水書院(高校の教科書)

倫理資料集 第一学習社

 

『史上最強の哲学入門 』
 飲茶著
 河出文庫

 

『もういちど読む山川倫理 』
 小寺 聡編
 山川出版社