とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

科学の神さま

こんにちは。冨樫純です。


独学で哲学を学んでいるので、勉強してきたことを整理する感じで書いていきたいと思います。


哲学者を1人ずつ取り上げて、その思想、時代背景、感想などを書いていきます。


取りあげる哲学者や思想は、ほくが勝手に選んでいます。


哲学者 ニュートン


思想 万有引力の法則

 

万有引力の法則とは、ようするに「二つの物体の間には、物体の質量に比例し、物体間の距離の二乗に反比例する引力が作用する」という法則のことであるが、一般的には、この法則は「リンゴが木から落ちるところをニュートンが見て発見した」と言われている。


偉大さ


なぜ彼は、科学の神様になりえたのか?

 

それは、ニュートンが「リンゴが地球に落ちてくる力」を使って、「月が地球に落ちてこないこと」を説明することに成功したからである。

 

月をただのボールと見立てて思いきり投げるとピ

ューッと飛んでいくわけだが、そこにもし地球があれば、月もリンゴと同様に「地球との間で発生した引力」に引っぱられることになる。


このとき、投げた月の勢いが強ければ、少し引力に引っぱられるだけで月は遠くに飛び去っていくし、勢いが弱ければ、月は地球に激突してしまう。


だが、もしちょうどいい感じの勢いだったらどうだろう。その場合、月は、地球の周りをグルグルと回ることになる。


これは、回るときに発生する遠心力(外側に行こうとする力)と、月と地球の引力(内側に行こうとする力)がちょうど釣り合うからである。


実は、月が地球に落ちてこな一いで飛び続けている理由とは、たったそれだけのことにすぎなかったのだ。


だから、リンゴだって、うまいこと地球に向かって投げつけてやれば、月になりえるのである。


それがわかったときの、当時の人々の驚きを想像してみてほしい。


感想


リンゴが地球に落ちてくる力で有名で、ぼくもそのイメージしかありませんでしたが、「月が地球に落ちてこないこと」を説明することに成功したというのはニュートンの違った一面だと思いました。


下記の本を参考にしました


新 倫理 清水書院(高校の教科書)

倫理資料集 第一学習社


『史上最強の哲学入門 』

   飲茶著

   河出文庫


『もういちど読む山川倫理 』

   小寺 聡編

 山川出版社