こんにちは。冨樫純です。
本を紹介します。
①この本との出会い
哲学を学ぶ、その入り口として、読んでみようと思いました。
②こんな本です
『もういちど読む山川倫理 』
小寺 聡編
「現代の倫理(改訂版)」をベースに、一般の読者を対象として明解な記述ながらも内容を深め、人生について思索する手がかりになるように改めた書。
また、先人の思想を理解する上での手助けになるように、彼らの言葉をコラムとして掲載。
(本文より引用)
③こんな言葉が響きました。
ソクラテスは、知っているふりをしている人間よりは、自分の無知を自覚し(無知の知)、人間にとって何が大切であるかを謙虚に問い続ける者こそが、本当に知恵のある人間であると考えた。
神の知恵に比べれば、人間の知恵は無にも等しいものであろう。
その人間に賢者がいるとすれば、それはおのれの無知を自覚し、つねに知恵を愛し求め続ける者である。
無知の知は、真実の知の探究の出発点になる。
ソクラテスは、問答を通して人びととともに真理を探究した(問答法)。
ソクラテスは無知をよそおいながら問答を始め、しだいに相手の考え方の矛盾を明らかにして、相手の無知をあばいていく。
つまり、ソクラテスは相手を肯定するようにみせて、問答の中で相手の考えの矛盾をあばき、相手が自己否定せざるをえないように追い込むのである。(本文より引用)
④この本が気になった方への2冊はこちら
『新版 もういちど読む山川政治経済 』
山崎 広明 (編集)
『新版 もういちど読む 山川地理 』
田邉 裕著
⑤まとめ
哲学を学ぶ、その入り口としてお薦めの本です。
高校の倫理の教科書よりおもしろいと思います。
興味を持ってくれた方はいるでしょうか?
興味を持った方は、是非読んでみてください。