こんにちは。冨樫純です。
独学で哲学を学んでいるので、勉強してきたことを整理する感じで書いていきたいと思います。
哲学者を1人ずつ取り上げて、その思想、時代背景、感想などを書いていきます。
取りあげる哲学者や思想は、ほくが勝手に選んでいます。
哲学者 プラトン
思想 イデア論
イデアとは、もともとは「見られるもの」のこと、つまりものの「姿」や「形」を意味している。
いま、それを三角形のイデアでみていくと、現実に描かれた三角形は数学の規定を満たしていても、なお、不完全な三角形である。
しかし不完全な三角形でありながらも、それを完全な三角形とみなして、数学の問題を解くことができる。
なぜならば、それは理性によって完全な三角形(三角形のイデア)をとらえているからであって、現実のことがらを通して、完全なイデアを想起(アナムネーシス)しているのである。
現象界は、感覚的·経験的認識によってとらえられるもので生成・変化・消滅していく不完全なものである。
それに対し、イデア界は永遠不変の真実在とい
うもので、完全なものである。
背景
プラトンは、初めは政治家を志していたが、青年時代に出会った師のソクラテスの死刑が、人生の転機になった。
誰よりも正しい生き方を貫こうとしたソクラテスを死刑に追いやり、権力争いにあけくれる当時のアテネの政治の堕落に、プラトンは失望した。
そして、理想的な正しい国家や人生のあり方を考えるために、哲学の道に進む決意をし、やがて
アカデメイアと呼ばれる学院を開いた。
下記の本やサイトを参考にしました
新 倫理 清水書院(高校の教科書)
倫理資料集 第一学習社
『史上最強の哲学入門 』
飲茶著
河出文庫
『もういちど読む山川倫理 』
小寺 聡編
山川出版社