とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

刑法を学びたいと考えている方にオススメの本です。

こんにちは。冨樫純です。

 

本を紹介します。

 

①この本との出会い

 

学生時代に刑法の講義は受けましたが、もう一度学び直したいと思い、購入しました。

 

②こんな本です。

『刑法入門』
山口厚
岩波新書

 

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犯罪とは何であり、なぜ犯人には刑罰が科されるのであろうか。
また、「罪が犯された」と言うためには、どのような条件が必要なのか。
刑事裁判に市民が参加する裁判員制度が導入されるなど、私たちも刑法の基本を理解することがこれまで以上に求められている。
刑法学の第一人者が、犯罪と刑罰をめぐる考え方をわかりやすく解説する。
(本文より引用)

 

③こんな言葉が響きました。

 

犯罪であることの性質とは一体何でしょうか。まず、それは法で禁止された行為だというこ
とです。
法で禁止されない行為を行うことは自由であるのに対し、犯罪は防がれるべきものとして禁止され、その違反が処罰されているのです。
これはあまりに当然のことですが、犯人の行為が法で禁止されたものであることが犯罪の成立を認めるためには必要なのです。
つまり、犯罪であるためには、犯人の行為が「違法」であることが必要となるのです。
次に、法で禁止された違法行為を行ったことについて、犯人を非難できることが必要です。
そうでなければ、法的な非難という意味をもつ刑罰を科することは許されません。
このように、非離できること、非難の可能性を「責任」といいます。
つまり、犯罪であるためには、法で禁止された違法行為を行ったことについて、犯人に責任があることが必要となるわけです。
(本文より引用)

 

④この本が気になった方への2冊はこちら

 

『弁護士が教える分かりやすい
民法」の授業 』
木山泰嗣著
光文社新書

『弁護士が教える分かりやすい
所得税法」の授業 』
木山泰嗣著
光文社新書


興味を持ってくれた方はいるでしょうか?
興味を持った方は、是非読んでみてください。