こんにちは。冨樫純です。
本を紹介します。
①この本との出会い
元々、政治や心理学に興味があったので、購入しました。
②こんな本です。
『政治心理学』
オフェル フェルドマン著
ミルヴァ書房
政治心理学では、政治·社会構造や民族性などの幅広い分野から、リーダーシップや世論といった個別テーマまで数多くの研究がなされている。
本書は、その中から代表的な研究成果を整理·詳述し、政治的要因と心理的要因の関わりを解明する。(本文より引用)
③こんな言葉が響きました。
大衆が政治リーダーや候補者の性格的な特徴を他の要因よりも重視するのはなぜなのかという
問題については、多くの関心が持たれているが、これは一般的に彼らに対する認知やイメージの形成過程において影響を与えるものが関係すると思われる。
過去30年間、様々な議論が交わされてきたが、
そこではリーダーの性格が最重視されることには、認知する側の年齢、性別、学歴などの個人的要因がある程度まで影響するのではないかとされた。
例えば学歴や年収が低い地方在住者は、それらの高い都市居住者よりも性格を重視する傾向があるという。
また、政治問題について比較的関心が高く、地域、国政、社会において活躍している人は性格などよりも政策、争点などを重視する傾向にある。
大衆はほとんどの場合リーダーとの直接接触の機会など持たないので、リーダーについての情報を得るにはマス·メディアに頼るしかない。
それは逆の場合も同じであり、政治リーダーが直接接触できる人々はごくわずかに限られているため、多くの選挙民に訴えかけて潜在票を掘り起こし、自分の意見や思考を大衆に伝えるためにはど
うしてもマス·メディアに頼らざるを得ない。
(本文より引用)
④この本が気になった方への2冊はこちら
『政治行動の社会心理学』
社会に参加する人間のこころと行動
高木 修 監修、池田 謙一 編集
『世論の政治心理学』
政治領域における意見と行動
ドナルド・R. キンダー 著
興味を持ってくれた方はいるでしょうか?
興味を持った方は、是非読んでみてください。