こんにちは。冨樫純です。
「介護」に関するコラムを紹介します。
「介護」のややこしさに関するものです。
社会保障制度に関するニュースを見る時、役立つ知識だと思います。
介護保険ができてから、介護は福祉ではなくなった?
答えはイエスでもあり、ノーでもある。
「福祉」という言葉を「福祉サービス」の意味で使うか、社会福祉制度の意味で使うかによって違う。サービスの意味ではノー。高齢者介護は今までどおり福祉サービスの1つだ。
制度の意味だったら、イエス。
介護保険ができてから、介護を給付する仕組みは社会福祉制度ではなく、社会保険になった。
金銭は年金のように社会保険で給付することもできるし、生活保護で給付することもできる。
医療サービスも、医療保険のように社会保険で給付することもできるし、生活保護の医療扶助で給付することもできる。
このように給付の種類と制度は、1対1の対応ではない。
下記の本を参考にしました。
『はじめての社会保障 』福祉を学ぶ人へ
椋野美智子・田中耕太郎著 有斐閣アルマ