おはようございます。冨樫純です。
以前から気になっていた「カジノのメリット、デメリット」について考えてみたいと思います。
カジノのメリット3つです。
①外貨が日本へ流れることによる経済効果
②雇用増加
③地方活性化の可能性
①外貨が日本へ流れることによる経済効果
カジノ収益TOP3がマカオ、ラスベガス、シンガポールの順です。
マカオが最も稼いでいるのは驚きです。
実はマカオはラスベガスの収益の2倍以上稼いでいます。
マカオ、約3兆5000億。ラスベガス、1兆3000億円。シンガポール、6000憶円。
2015年のデータですが、マカオが圧勝です。
現在の日本の生産性では国は潤いません。衰退の一途です。
外貨をいかに日本へ流すかが目下の課題となっています。
カジノの利用者は、ほとんど観光客や外人。
非常にシンプルな形でお金が海外から流れてくるのがカジノなのです。
その経済効果は非常に高く、マカオでは国の収益の7割がカジノです。
シンガポールでも5割の収益をカジノで賄っています。
②雇用増加
カジノ運営、ディーラー、建築、警備など、
非常に多くの人出が必要となっていきます。
約15000人の雇用が生まれる予想とか。
ただ、人手不足の日本でこの問題はメリットになりうるかはまだ微妙です。
③地方活性化の可能性
日本の地方は衰退しています。
これは若者の都心進出が加速しているためです。
都内の大学に行き、そのまま都内で働く。
一部の地方は高齢化や人手がなくなり観光客も減少し、その地方はお金も潤わないので設備も古いままです。
その地方の魅力は下がり、数少ない若者はまた都心へと行くといった負の循環が生まれる。そんな現状が少なからず起きています。
しかし、地方にカジノができた場合はどうでしょうか。
地方に雇用が生まれ、都心から地方へと人が流れます。
活気が出てきて、魅力も上がり、新たな文化が生まれるかもしれません。
カジノのデメリットも3つです。
①治安の悪化
③マネーロータリング(資金洗浄行為)
①治安の悪化
ギャンブルがある地域では治安が悪くなる傾向があります。
日本では、パチンコの店舗数とその地域の犯罪数が比例するなど。
ギャンブルをしたいという欲求に対して自己コントロールが効かなくなる病気です。
最初は軽い気持ちで始めたギャンブルが、いつの間にかやらないと落ち着かない状態になり、次第に欲求をコントロールできなくなります。
ギャンブルなどの強い刺激に触れると、脳内ではドーパミンが分泌され、脳の報酬系部分が異常に活性化されます。特効薬はなく、進行性で不治の病と言われるぐらい自然治癒が非常に困難な病気です。
③マネーロータリング(資金洗浄行為)
持ち込んだ「問題のあるお金」を賭けて負ける⇒負けたお金はカジノ側に移動する⇒仲間が勝ってカジノからお金を獲得する
このようにしてマネーロンダリングが行われます。この場合、お金をコントロールするディーラーも仲間であり、勝ち負けをうまくコントロールして(目立たないように)ゲームの回数を重ねて仲間にお金を移動していきます。
持参したお金はカジノ側へ移動し、仲間が勝ったお金を手にします(その中から手伝ってくれたディーラーの報酬:ワイロを支払います)。
下記のサイトを参考にしました。
https://www.masemon.com/money-laundering#toc8