とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

裁判員制度導入の背景

 

おはようございます。冨樫純です。

 

裁判員制度の問題点が指摘され始める中、その導入の背景を知りたくなり、調べてみました。

その背景を2点説明します。


①市民が持つ日常感覚や常識を裁判に反映


そもそも裁判員制度は、市民が持つ日常感覚や常識を裁判に反映するとともに、司法に対する国民の理解の増進とその信頼の向上を図ることを目的として導入されたものである。

以前から、裁判官が下す判決が国民の感覚や常識とかけ離れることが問題視されていた。こうした問題を解決するために、裁判員を国民から選び、裁判に市民の感覚や常識を反映する目的でこの制度が設けられた。裁判員それぞれの知識や経験を生かして、職業裁判官とともに判断すること(裁判員と裁判官の協働)によって、より国民の理解しやすい裁判が実現できることを狙っている。


②国民が公共的な事柄に積極的に関わろうという意識を育む


国民が公共的な事柄に積極的に関わろうという意識を育むきっかけとしても期待されている。司法に国民が直接的に参画できる機会が増せば、裁判制度に対する理解も深まると考えられるからである。

 

下記の本を参考にしました。

 

『小論文の完全ネタ本』

  キーワード集[社会科学系]編

  神崎史彦著

  文英堂