こんばんは。冨樫純です。
本を紹介します。
①この本との出会い
分かりやすく憲法を勉強したいなあと考えていたときに、この本に出会いました。
②こんな本です。
『日本国憲法を口語訳してみたら』
塚田薫著
長峯信彦監修
「日本人として一度は日本国憲法を読ん
でおくべきだと思うけど、意味わかんなそう
だし!」というあなたに朗報。
「上から目線」の憲法を、思わず笑い転げそうになる口語訳にしてみました。
知らないと国民として損することもあるから要注意。
エラい法学部教授もチェックしてるから、内容もお墨付き! (本文より引用)
③こんな言葉が響きました。
「そもそも憲法ってなに?」って問題に入っていくわけだけど、最初に「立憲主義」っていう言葉をちょっとだけ頭に入れておいてほしい。
これから、それがどういうものかを見ていこう。
まずは、第5条
この憲法が大事にしてる基本的人権っていうのは、世界中の人たちがこれまで何百年もずーっとがんばって考えて、闘って、そして勝ち取った結果だよ。これは俺たちと俺たちのガキ、またそのずっと先のガキまで永久に受け取った、誰にも侵されない超重要な権利なんだ。
第3条この憲法は日本で一番偉いルールだから、それに逆らうようなことを国がしたら、全部無視していいよ。
第99条総理大臣やほかの大臣、国会議員、裁判官、公務員、天皇や摂政は、この憲法をきちっと守ってね。
これ、義務だからな。
これらの条文は、前文や1条とかと似たようなことが書いてあって、まだろっこしいように感じるかもしれないけど、実はとっても大事。
なんでかっていうと、憲法が国で一番偉いもの(最高法規)だってことを、条文としてはっき
り書いてるから。もっというと、憲法が憲法であることの意味を再確認している部分だからなんだ。
これはすごく大事なことだから2回いいました。
さて、ここで最初の言葉を思い出してほしい。そう、「立憲主義」。
立憲主義というのはつまり、「国の権カが好き勝手にできないように、憲法をつくることによって国の権力を縛って、みんなの人権を守るよ」っていう考え方のこと。
憲法というものはその大前提として、この「立憲主義」という考え方にもとづいて定められているんだ。
「国家は自分たちの権利を守ってくれる」って国民が信じられるからこそ、安心して政治を国に任せられるというわけ。(本文より引用)
④この本が気になった方への3冊はこちら。
池上彰著
『声に出して読みたい小中学生にもわかる
齋藤孝著
『10歳から読める・わかるいちばんやさしい
南野森監修
開発社
興味を持ってくれた方はいるでしょうか?
興味を持った方は、是非読んでみてください。