とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

憲法を分かりやすく学べます。

こんばんは。冨樫純です。

 

本を紹介します。

 

①この本との出会い


分かりやすく憲法を勉強したいなあと考えていたときに、この本に出会いました。


②こんな本です。


日本国憲法を口語訳してみたら』

   塚田薫著

   長峯信彦監修

   幻冬舎文庫

 

f:id:genzi1013:20190829192206j:image

 

憲法改正論議が、またもや再燃しそうな気配。

「日本人として一度は日本国憲法を読ん

でおくべきだと思うけど、意味わかんなそう

だし!」というあなたに朗報。

「上から目線」の憲法を、思わず笑い転げそうになる口語訳にしてみました。

知らないと国民として損することもあるから要注意。

エラい法学部教授もチェックしてるから、内容もお墨付き!  (本文より引用)


③こんな言葉が響きました。

 

「そもそも憲法ってなに?」って問題に入っていくわけだけど、最初に「立憲主義」っていう言葉をちょっとだけ頭に入れておいてほしい。

これから、それがどういうものかを見ていこう。


まずは、第5条

この憲法が大事にしてる基本的人権っていうのは、世界中の人たちがこれまで何百年もずーっとがんばって考えて、闘って、そして勝ち取った結果だよ。これは俺たちと俺たちのガキ、またそのずっと先のガキまで永久に受け取った、誰にも侵されない超重要な権利なんだ。


第3条この憲法は日本で一番偉いルールだから、それに逆らうようなことを国がしたら、全部無視していいよ。


第99条総理大臣やほかの大臣、国会議員、裁判官、公務員、天皇や摂政は、この憲法をきちっと守ってね。

これ、義務だからな。


これらの条文は、前文や1条とかと似たようなことが書いてあって、まだろっこしいように感じるかもしれないけど、実はとっても大事。


なんでかっていうと、憲法が国で一番偉いもの(最高法規)だってことを、条文としてはっき

り書いてるから。もっというと、憲法憲法であることの意味を再確認している部分だからなんだ。


これはすごく大事なことだから2回いいました。


さて、ここで最初の言葉を思い出してほしい。そう、「立憲主義」。


立憲主義というのはつまり、「国の権カが好き勝手にできないように、憲法をつくることによって国の権力を縛って、みんなの人権を守るよ」っていう考え方のこと。


憲法というものはその大前提として、この「立憲主義」という考え方にもとづいて定められているんだ。


「国家は自分たちの権利を守ってくれる」って国民が信じられるからこそ、安心して政治を国に任せられるというわけ。(本文より引用)


④この本が気になった方への3冊はこちら。


超訳日本国憲法

  池上彰

  新潮新書


『声に出して読みたい小中学生にもわかる

   日本国憲法

   齋藤孝

   岩崎書店


『10歳から読める・わかるいちばんやさしい       

   日本国憲法

    南野森監修

    開発社


興味を持ってくれた方はいるでしょうか?

興味を持った方は、是非読んでみてください。