こんばんは。冨樫純です。
本を紹介します。
①この本との出会い
「宝塚」のOGがテレビで語ることはありますが、裏方の支配人が語るところに興味が湧きました。
②こんな本です。
『元・宝塚総支配人が語る「タカラヅカ」
の経営戦略』
森下信雄著
この本では、私自身が現場を通じて見たことや感じたことだけでなく、宝塚歌劇の事業戦略やビジネス上の強みについても、わかりやすく説明していきたいと思います。
その理解の一助として、本書後半では大胆にも宝塚歌劇と今をときめくAKB48を比較しながら論じています。(本文より引用)
③こんな言葉が響きました。
濱野智史氏はAKB48の持つ大きな特徴の一つとして「近接性」を挙げていますが、この「近接性」とは、「ほぼ毎日劇場で行われる公演や『握手会』にて、ファン·コミュニティがアイドル本人と極めて近接した距離でもって生身のコミュニケーションが交わされる環境」のことと示しています。
濱野氏自身の経験談として「劇場や握手会の『現場』に行き、ただひたすらに近い距離で見る·会うことが、テレビ·雑誌といったメディアを介してみるのとあまりに違うことに衝撃を受ける」とも述べています。(本文より引用)
④まとめ
宝塚ファンやOGでは語れない、事業戦略やビジネス上の強みについても、わかりやすく説明しています。
⑤この本が気になった方への3冊はこちら
『宝塚ファンの社会学』
スターは劇場の外で作られる
宮本直美著
青弓社ライブラリー
『なぜ宝塚歌劇の男役はカッコイイのか』
観客を魅了する「男役」はこうして創られる
中本千晶他1名著
『松竹と東宝』
興行をビジネスにした男たち
中川右介著
興味を持ってくれた方はいるでしょうか?
興味を持った方は、是非読んでみてください。