こんばんは。冨樫純です。
本を紹介します。
①この本との出会い
身近な問題を経済学の理論を使って説明しているところに興味が湧きました。
②こんな本です。
『日常生活を経済学する』
デイビッド・フリードマン著
上原一男訳
経済学自体は面白く、しかも、楽しいものである。そのことを読者に納得させるのが本書の目的である。読者は本書に戦争、愛、結婚、さらには善や悪を論じた部分があるのを見て奇妙に思うだろう。
こうしたこともみんな経済学の対象なのだ。
(本文より引用)
③こんな言葉が響きました。
賃金の相違は、また能力の相違を反映しているのかもしれない。
もし原子物理学者が食料品店の店員より高い知識を持っているなら、彼らもまた相対的に高い平均賃金をとっているだろう。
以上で話が終わりなら、原子物理学者がなぜ店員より高い知識があるのか、高い知識のある個人はなぜどちらの分野でも同じ収入を得ているのかについての、明確な理由はない。
だが、知的能力を含めて、能力というものは、特定分野だけで役立つことが多いものだ。
七フィートの背丈があるということは、バスケット選手としては非常に有利である。だが大学の教員としては何度も頭をぶつけるということを意味するだけだ。(本文より引用)
④まとめ
この本を読むと、身近な問題を経済学を使って考えることのおもしろさがわかります。
⑤この本が気になった方への3冊はこちら
『自由のためのメカニズム』
アナルコ・キャピタリズムへの道案内
デイヴィドフリードマン他2名著
『自由はどこまで可能か』
リバタリアニズム入門
森村進著
『資本主義と自由』
ミルトン・フリードマン他1名著
興味を持ってくれた方はいるでしょうか?
興味を持った方は、是非読んでみてください。