とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

哲学と宗教は近しい?

こんにちは。冨樫純です。

 

本を紹介します。

 

①この本との出会い

 

哲学を勉強中で、宗教も勉強したいと思い、読んでみようと思いました。

 

②こんな本です

 

『哲学と宗教全史』
 出口 治明
 ダイヤモンド社

 

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還暦で世界初のインターネット生保(ライフネット生命)を立ち上げ、古希で日本初の学長国際公募により立命館アジア太平洋大学学長に就任した稀代の読書家が、古代ギリシャから現代まで100点以上の哲学者・宗教家の肖像を用いて日本人最大の弱点、「哲学と宗教」の全史を体系的に語る。


③こんな言葉が響きました

 

それまでの部派仏教と呼ばれていた仏教は、あくまでも個人の悟りを主たる目標としていました。

 

迷える人々をすべて敷救うという発想はありませんでした。

 

しかし、大衆をターゲットにしたヒンドゥー教のわかりやすい教えが広まっていく現状に対して、次のような思想を主張する僧侶が登場してきます。

 

自分一人が救われたらいい、という考え方は小さな乗り物に一人だけ乗って、幸福になるようなものだ。

 

だから我々は、今までの仏教を小乗仏教と呼び、これを否定する。

 

我々は、大勢の人が乗れて幸福になれるような大きな乗り物を目指す。

 

そういう教えをこれからの仏教とする。すなわち、それを大乗仏教と呼ぶ。
(本文より引用)

 

④この本が気になった方への3冊はこちら

 

『全世界史』上巻
 出口 治明著
 新潮文庫

 

『全世界史』下巻
 出口 治明著
 新潮文庫

 

『人生を面白くする 本物の教養 』
 出口 治明著
 幻冬舎新書

 

⑤感想

 

値段も高く、450ページもあるので、短時間で読むのは大変だと思いました。

 

でも、宗教と哲学と世界史がつながって見えるので、面白く読めました。

 

また、お薦め本が多数紹介されている本が好きなので、本当に買って良かったと思いました。


興味を持ってくれた方はいるでしょうか?
興味を持った方は、是非読んでみてください。