こんばんは。冨樫純です。
普段当たり前のように使っているインターネットですが、個人情報の漏洩などでニュースになるのを見て、他にも問題があるのではないかと思い調べてみました。
4つあるので説明します。
①情報の信憑性の低下
インターネット上では第三者による監視やチェックが入りにくいために起こることである。例えば、出版原稿であれば、出版社側(編集者など)によって原稿の内容がチェックされた後に刊行されるのが普通なので、問題は生じにくい。
しかし、インターネットでは接続さえできれば誰でも好きな時に情報をネット上にアップロードすることができ、第三者のチェックが入らない。そのため、不正確な情報がネット上で提供される可能性は高くなり、信遇性の低い情報が拡散することになる。さらに最近では、携帯電話やスマートフォンなどの携帯端末の普及や、ブログやツイッターなどの利用者が増えたことにより、より手軽にその作業を行えるようになったこともあり、こうした傾向が顕著になりつつある。
つまり、信遇性へのチェックがないままに情報が流布されることがあるのだ。
②個人情報の漏洩と悪用
個人情報のデータ化が進んだことによる。コンピューターウイルへの感染やハッカーやクラッカーによる不正アクセスによって、情報が漏洩することで、個人情報が悪用される恐れがある。それらは、暗号化やパスワードの使用をしないこと、さらにはウイルス対策ソフトの導入をしないなど、個人情報漏洩に対するリスクマネジメントの不十分さが原因で起こるといわれている。
また、本物のウェブサイトを装った別サイトへ巧みに誘導し、その過程で個人情報を盗み出して、
架空請求や預金の引き下ろしなどを行うフィッシングといわれる詐欺行為も発生しているので注意を要する。
③なりすまし(他人になりすますこと)
他人が何らかの方法で個人情報を入手することによって起こる。
他人のユーザーID やパスワードなどの個人情報を入手し、その人になりすましてネットワーク上で使用することが問題となる。例えば、他人の名前を使って掲示板やブログに投稿したり、他人のメールアドレスを用いてスパムメールを送る、あるいは、他人のID やバスワードを用いてネットゲームに興じたりする。
場合によっては、情報の改ざんやアダルトサイトなどへの誘導など、犯罪行為に発展することもあり、問題視されている。なお、こうした行為は不正アクセス禁止法違反で、処罰対象とな
る違法行為である。
④インターネットを利用した違法行為
インターネットオークションを利用した詐欺行為や、違法行為を行うサイトなどが代表例である。
このうち前者は、オークションサイトを介して金銭を受け取ったにも関わらず品物を渡さなかったり、逆に品物を受領したにも関わらず金銭を送らなかったりする詐欺行為である。
また、後者は、著作権者に無断で著作物などをインターネット上で公開したり、有害画像などを公開したりする違法サイトのことである。
『小論文の完全ネタ本』
キーワード集[社会科学系]編
神崎史彦著
文英堂
を参考にしました。