こんばんは。冨樫純です。
本を紹介します。
①この本との出会い
「育児は仕事の役に立つ」というタイトルに興味を持ちました。
育児は会社員にとって、キャリアアップの機会を奪い、出世を遅らせるというイメージがあるからです。
②こんな本です。
『育児は仕事の役に立つ』
「ワンオペ育児」から「チーム育児」へ
本書「育児は仕事の役に立つ』は、書名がそのまま主張になっている本です。
また、その主張は学術研究の知見に基づいていますが、一般の方向けになるべく平易に語ることを目指していほす。育児を行いながら働いている世代、そしてそうした世代を支援すべく、人事制度などを整備している人事部・総務部・経営企画部の方々、また、多くの育児世代を職場メンバーに抱えている現場のマネジャーの方々に読んでもらうことを想定して書かれています。
(本文より引用)
③こんな言葉が響きました。
浜屋さんは、なぜ、「共働き育児と仕事のポジティブな関係」に着目した研究をしようとお考えになったんですか?
たしかに今、女性活躍推進の動きに伴って、共働き世帯の話題は毎日のように新聞やテレビ、あるいは雑誌で取り上げられるほど盛り上がっていますね。
ただ、そこで語られているトピックには少し偏り」があるように思っていたんです。
よく扱われるのは「育児しながら仕事を続ける上での困難を日々どうやって乗り切るか」といった心構えやハウツーですが、その背景にあるのは「育児は仕事の足かせになる」という考え方です。育児は仕事を妨げるネガティブなものとして描かれるのです。
もちろん、共働き育児をしていれば、大変なことは多々ありますし、わたしもそうした記事に励まされたり、ヒントをもらったりしていますが、同時に「育児は仕事によい影響だってもたらす」ということも、肌感覚としては決して少なくない人が感じていることではないでしょうか。
そこで、わたしはここにスポットライトを当てたいと考えたんです。
中原
たしかに共働き育児のネガティブな側面にスポットが当たりがちです。育児時短を取ることで職場の同僚との確執が生まれるとか、昇進が遅れるのではないかと不安でに暇がありませんね。(本文より引用)
④まとめ
この本を読めば、「育児をする経験」は、ビジネスパーソンの業務能力発達につながることがわかると思います。
⑤この本が気になった方への3冊はこちら
『「育休世代」のジレンマ女性活用はなぜ失
敗するのか? 』
中野円佳著
『働く女子のキャリア格差』
国保祥子著
『残業学明日からどう働くか、どう働いても
らうのか? 』
中原淳他1名著
興味を持ってくれた方はいるでしょうか?
興味を持った方は、是非読んでみてください。