こんにちは。冨樫純です。
哲学や倫理学に興味があり、それに関連する本を読んでいます。
そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。
タイトル
数日で世界を冒険できる時代
最近『5日間の休みで行けちゃう! 絶景・秘境への旅』 (A-Works) という本に出会いました。
これがなかなかおもしろくて、コンセプトはタイトルどおり、秘境にけっこう簡単に行けるよという旅マニュアルです。
ぼくもむかしから行ってみたいと思っている、イエメンのソコトラ島も紹介されているとはいえ、ソコトラへの交通の便はかなり悪いはずなので、どうやって5日間で往復するんだと思って読んでみたら、やはり8日かかっていた。
よく見ると本の最後には、6日間以上の休みで行くものも入っていると書かれていて、ちょっと誇大広告気味ではあります。
ちなみにソコトラ島は独自の生態系で知られており、樹高10メートル以上に達するキノコのような木がぼこぼこ生えているので有名です。
ぜひいちど画像検索してみてくだい。
さて、この本のプロデューサーは高橋歩氏です。
高橋氏は、かつて「自由人」と称して世界中を旅し、沖縄に若者たちのコミューンまで作った、自分探しのカリスマ的存在ですね。
速水健朗さんの『自分探しが止まらない』でも詳
しく取り上げられている。『5日間』の版元は彼自身の会社で、ほかにもセレブ系のゴージャスな旅を紹介する 『Wonderful World』という本も出している。
こちらもお勧めですが、いずれにせよ、自分探しのカリスマが、いつのまにか海外リゾート紹介本を作るようになっていたわけです。
『5日間』の序文で高橋氏は、「世界を繋ぐ移動手段が、質・量ともに発達し続けている現在、これだけすごい場所に、5日間の休み&手頃な旅費で、本当に行けてしまう時代に、僕らは生きている」と書いています。
これは重要な認識です。日本では、無理して海外旅行なんか行かなくてもグーグルストリービューがあるからいいという気分が支配している。
でも現実には、航空券の価格は急速に下がっているし、新興国の観光地化もどんどん進んでいる。
いまや数日の休みがあれば、マレーシアの洞窟だろうがナミビアの砂漠だろうが簡単に行ける。
画期的な時代です。
感想
旅行が好きな人にとっては1週間くらいで秘境に行けるのは魅力的かもしれません。
ても、ぼくは旅行が好きではないので、秘境に行くのにはこんなに時間がかかるのかと思いました。
下記の本を參考にしました
『弱いつながり』
検索ワードを探す旅
東浩紀著