とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

AIとベーシックインカム

こんにちは。冨樫純です。

 


本を紹介します。

 


①この本を選んだ理由

 


元々ベーシックインカムに興味があり、また、筆者の話を動画で観て感動し、本を購入したくなりました。

 


②こんな本です

 


『AI時代の新・ベーシックインカム論 』

 井上智洋著

 光文社新書

 

f:id:genzi1013:20240430061121j:image

 


ベーシックインカムとは、「政府が、すべての人に必要最低限の生活を保障する収入を無条件に支給する」制度を指す。

 


近年、特にヨーロッパ諸国を中心にBI導入をめぐる動きはかつてないほど盛んになっている。

 


主な理由は二つある。

 


一つは、格差の拡大や貧困の増大を改善する手段としての期待、もう一つは、人工知能(AI)やロボットが多くの人の雇用を奪うようになるのではないかという予想である。

 


日本での導入の可能性はどうか。財源はどうするのか。

 


現行の貨幣制度の欠陥とは何か。AI時代になぜBIが必要なのか。

 


最大の障壁となるものは何か。そして未来の社会とは――。

 


AIと経済学の関係を研究するパイオニアが、BIに関する様々な問題を深く掘り下げて考察する刺激的な一冊。

 


③ こんな言葉が印象に残りました

 


私は、儒教エートスを中和するためにこそ、リバタリアニズムの輸入が必要だと考えている。

 


何も、拳銃の保有や麻薬の売買を自由にすべきだと思っているわけではない。

 


多くの日本人は「アメリカではなぜ銃の保持を許しているのか」と不思議に思っているが、それと同じくらいアメリカ人は「日本ではなぜ遅くまで残業していて早く帰れないのか 」 と不思議に思うことだろう。

 


日本社会に足りないのはリバタリアニズムで、アメリカ社会に足りないのは儒教エートスのようなコミュニタリアニズムである。

 


(本文より引用)

 


④この本が気になった方への2冊はこちら

 


『AI失業 生成AIは私たちの仕事をどう奪うの   か?』

 井上智洋著

 SB新書

 


『隷属なき道』

 AIとの競争に勝つベーシックインカムと1日3     

 時間労働

     ルトガー ブレグマン 他1名

     文藝春秋

 


興味を持ってくれた方はいるでしょうか?

興味を持った方は、是非読んでみてください。