こんにちは。冨樫純です。
「韓国併合は、植民地化なのか?」についてのコラムを紹介します。
欧米列強は、世界中に植民地を獲得していった歴史があるから、外交に強いイメージがあると思いました。
日本が、朝鮮を自国の領土に組み入れた理由は、欧米列強のやっていた植民地とはおもむきが異なります。
欧米列強がおこなっていたのは、一般的に搾取のための植民地化です。
占領した地域から原材料と労働力を手に入れ、自国に利益をもたらすための植民地化です。
だからこそ欧米列強は、世界中に植民地を獲得していったのです。
しかし、日本の場合は違います。
日本の場合、朝鮮がロシアなどの欧米列強の手にわたってしまうと、日本にとって大きな脅威になります。
なぜなら、朝鮮半島と日本は目と鼻の先ですから。そこが欧米の植民地になってしまうと、欧米がいつ日本に攻めてくるかわからない状況になってしまいます。
日本としては、これをなんとしてでも避けたいと考えていました。
そこで、日本は再三、朝鮮に近代化を促します。
しかし、朝鮮はなかなか動こうとしません。
このままでは、朝鮮がロシアの植民地になることは時間の問題だと考え、日本は、朝鮮を自国の領土の一部に編入したのです。
その証拠に、日本は、朝鮮の近代化のために大きな投資をします。ダムや道路などのインフラ整備をおこないます。
民衆の識字率を高めて教育水準を向上させます。実際、台適においても、日本は同様のことをおこなっており、台湾の発展のために頑張った八田與一などは、台湾の中学の教科書に記され、そのことが、台湾の人が親日である大きな理由になっている。
ですから、 欧米列強のような 「植民地化」という言葉ではなく、「韓国併合」 という言葉になっているといえます。
下記の本を参考にしました
『金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本』【改訂版】
金谷 俊一郎
東進ブックス 大学受験 名人の授業