とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

二項対立で捉えない

こんにちは。冨樫純です。

 


本を紹介します。

 


①この本を選んだ理由

 


哲学や思想に興味があり、分かりやすいものを読んでみたいと思い購入しました。

 


②こんな本です

 


現代思想入門』

 千葉雅也著

 講談社現代新書

 

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デリダドゥルーズフーコーラカン、メイヤスー……

 


最高峰の哲学者たちの「考えていること」が面白いほどよくわかる!

 


「物事を二項対立で捉えない」「すべての仕事を“ついで”にやる」……

 


哲学とライフハックがダイレクトにつながる!

きちんとしすぎる窮屈な管理社会……

 


秩序からの逸脱を肯定する言葉に励まされる!

 


③ こんな言葉が印象に残りました

 


デリダの概念である「脱構築」をキーとして現代思想の大きなイメージを示しました。

 


まず、前提として、思考の論理は「二項対立」で組み立てられています。真面目なもの/遊び、大人/子供、秩序/逸脱、健康/不健康・・・・・・などが二項対立で、その一方をプラス、他方をマイナスとする価値観があり、通常はプラス側を支持するように何かが主張される。

 


そのときに、二項対立のむしろマイナスの側、劣位の側に味方できるようなロジックを考え、主張されている価値観に対抗する。

 


そして対立の両側が互いに依存し合う、いわば「宙づり」の状態に持ち込む。

 


そういう論法が「二項対立の脱構築」です。

 


(本文より引用)

 


④この本が気になった方への2冊はこちら

 


『勉強の哲学』

 来たるべきバカのために 増補版

 千葉 雅也

 文春文庫

 


『観光客の哲学 』増補版

 東浩紀

 ゲンロン

 


興味を持ってくれた方はいるでしょうか?

興味を持った方は、是非読んでみてください。

 

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