こんにちは。冨樫純です。
独学で哲学を学んでいるので、勉強してきたことを整理する感じで書いていきたいと思います。
哲学者を1人ずつ取り上げて、その思想、時代背景、感想などを書いていきます。
取りあげる哲学者や思想は、ほくが勝手に選んでいます。
哲学者 デリダ
思想 脱構築
デリダは政治や法を含めて、モノや制度が確かに
そこにあることによって支えられてきたわれわれの世界観を転倒させるべきであるとしました。
これが「脱構築」です。
なぜなら、近代哲学は事物が現に存在することを前提にして議論をしているからです。
特に、言葉(ロゴス・記号)は、その言葉に対応するものがある、という確信の上に成り立っています。
しかし、デリダはこの関係を転倒させます。
われわれの認識や言葉は確実なものではなくて、われわれがつくり出したものではないのかということです。
デリダは、ギリシャ哲学以来の思想である、二項対立の構造を脱構築によって崩していきました。
デリダは、ソクラテス、プラトンからカント、ルソー、ニーチェやマルクス、カフカなど、多くの過去の思想家を脱構築しました。
背景
デリダは脱構築の概念をハイデガーの「解体」から得たといっています。
ハイデガーの解体とは、支配的な伝統の由来を解き明かし、伝統の系譜を明らかにすることでした。
系譜をたどるためには、伝統の解体が必要だったのです。
感想
現代の言葉でいうと、「脱常識」という感じに思えます。
下記の本やサイトを参考にしました
https://biz.trans-suite.jp/16899
新 倫理 清水書院(高校の教科書)
倫理資料集 第一学習社
『史上最強の哲学入門 』
飲茶著
河出文庫
『もういちど読む山川倫理 』
小寺 聡編
山川出版社