こんにちは。冨樫純です。
本を紹介します。
①この本を選んだ理由
トランスジェンダーに興味があったので、購入しました。
②こんな本です
『トランスジェンダー入門』
周司 あきら 他1名著
トランスジェンダーとはどのような人たちなのか。
性別を変えるには何をしなければならないのか。
トランスの人たちはどのような差別に苦しめられているのか。
そして、この社会には何が求められているのか。
これまで「LGBT」と一括りにされることが多かった「T=トランスジェンダー」について、さまざまなデータを用いて現状を明らかにすると共に、医療や法律をはじめその全体像をつかむことのできる、本邦初の入門書となる。
トランスジェンダーについて知りたい当事者およびその力になりたい人が、最初に手にしたい一冊。
③ こんな言葉が印象に残りました
よくある勘違いですが、トランスジェンダーの人たちは「女らしさ」や「男らしさ」を受け入れられなかった、あるいはそれに納得できなかった人たちのことではありません。
トランスジェンダーの人たちは、生まれた瞬間に課せられた「女性であること」や「男性であること」の課題を引き受けられなかった人たちのことだからです。
例えばトランス女性の場合、男性(男の子)らしさが自分にとって嫌だったから女性的な存在になっているわけではなく、そもそも「男性(男の子)を生きてください」という押しつけが自分の人生と両立しないから、女性としての生を引き受けるわけです。
もちろん、幼少期のトランス女性は「男性(男の子) らしくしなさい」という二つ目の課題についても抵抗することが多いことが知られています。
しかしそこにあるのは、ただ「らしさ」が嫌なのではなく、「なぜ男性ではないのに、男性らしさを押しつけられるのか」という、より根本的な違和感や抵抗感です。
つまり、「男性ではないのに男性らしさを押しつけられること」への違和感(つまりトランス女性の違和感)と、「男性であるからといってなぜ男性らしくしなければならないのか」という違和感(シス男性やトランス男性も持ち得る違和感)は、区別することができます。
(本文より引用)
④この本が気になった方への2冊はこちら
『トランスジェンダー問題』
議論は正義のために
ショーン・フェイ 他2名
『差別は思いやりでは解決しない 』
ジェンダーやLGBTQから考える
神谷 悠一
興味を持ってくれた方はいるでしょうか?
興味を持った方は、是非読んでみてください。