とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

性犯罪被害の深刻さ

こんにちは。冨樫純です。

 


本を紹介します。

 


①この本を選んだ理由

 


ジャニーズ問題では、男性の性犯罪被害が注目されましたが、女性の性犯罪被害の方が数も深刻さもあると思います。

 


その深刻さを少しでも理解したいと思い、購入しました。

 


②こんな本です

 


『性犯罪被害とたたかうということ』

  小林美佳著

 朝日文庫

 

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32歳の時にレイプ被害体験を実名で告白した著者が、3000人もの被害者との交流で見た、残酷なまでの性犯罪被害のリアル。

 


「私にはまだ伝えたいことがある」。

 


近年はSNSを使った子どもの被害も問題視され、

決してひとごとではない性犯罪の実態を訴える。

 


③ こんな言葉が印象に残りました

 


「成長記録」だと言われて、毎年、全裸の写真を撮られ続けている子。

 


母親に裸の写真を撮られ、ブログにアップされてしまった子。

 


そして小学生の頃から、父親にセックスを教えられ、中学生になっても、その関係を続けざるを得ずにいる子。

 


いずれも思春期を迎え、自分がもっと幼い頃に受けていた性暴力の異常性に気づき、メールを送ってくれるのです。

 


彼女たちが受けた心の傷を思うと、私は怒りと悲しみでいっぱいになります。

 


何も知らぬわが子に、なぜそんなひどい仕打ちができるのか。

 


事実、私は、物心ついた頃から父親にセックスを強要され続けていた中学生の女の子を知っています。

 


彼女が自分の境遇にどれだけ悩み、また、将来に対してどれだけ不安を感じていることか――。

 


(本文より引用)

 


④この本が気になった方への2冊はこちら

 


『13歳、「私」をなくした私 性暴力と生きること   

 のリアル 』

 山本 潤著

 朝日文庫

 


『Black Box 』

 伊藤 詩織

 文春文庫

 


興味を持ってくれた方はいるでしょうか?

興味を持った方は、是非読んでみてください。

 

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