とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

首相はどうして選ばれる?

こんにちは。冨樫純です。

 


独学で、憲法を学んでいます

 


そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。

 


タイトル  

 


首相はどうして選ばれる?

 


B: 日本の場合は、イギリスに似てるんだけど、アメリカなどとは違って、内閣と議会とはいろんな点で密接な関係にあるだろ。

 


たとえば、内閣総理大臣は国会議員じゃなくちゃならないし (憲法67条1項)、日本の場合は、閣僚(国務大臣)の過半数は必ず国会議員の中から選ばれなくてはないことになっているんだ (68条1項ただし書)。

 


それから、内閣は、総理大臣(首相) 国務大臣閣僚)で組織されて (66条1項) 行政を担当するわけだけど、その内閣は、立法を担当する国会に対して連帯して責任を負うってことになっている (66条3項) から、衆議院内閣不信任決議が可決されたりすると、内閣総辞職するか、衆議院を解散して国民に審判を仰ぐことになるわけだ (69条)。

 


こういう仕組みがとられている制度は、普通、「議院内閣制」 といわれているんだ。

 


A: 要するに、首相を直接に選ぶのは国会議員であって、わたしたち有権者は、首相を選ぶ国会議員を選ぶことしかできないんだってことでしょ。

 


B: うん、そのとおり。

 


A: じゃ、わたしたち有権者が首相を直接に選べるような制度をつくればいいじゃない!

 


その方がずっと民主的だし、この首相はダメだと思ったらクビにして、わたしたちが別の首相を選挙すればいいのよ。

 


国民が主権者なんだし、憲法の前文にもあるように、 国の政治はわたしたち国民が為政者に 「信託」しているんだから。

 


“ちゃんとした政治をしないと国民にやめさせられるかもしれない”

 


ってことになったら、政治家も派閥争いや党利党略にうつつを抜かしてはいられなくて、もう少しは真剣に責任ある政治をやってくれるようになるんじゃないかしら。

 


それに一般国民の側からしても、もっと政治参加に関心が高まって政治に参加してるって実感が湧くと思うわ。

 


今のままでは、政治が何となく、密室っていうか、わたしたちの手の届かないところで行われているって感じがしない?

 


このところ衆議院選挙でも参議院選挙でも、それから知事選挙や市長選挙なんかでもそうだけど、投票率がびっくりするほど低いのも、これと無関係じゃないような気がするの。

 


要するに、政治があまり信頼できないのよ。

 


感想

 


直接総理を選べる方が民主的かもしれないと思いました。

 


そうしないのは、何か理由がありそうです。

 


下記の本を参考にしました

 


『いちばんやさしい 憲法入門』

 初宿 正典 他2名

 有斐閣アルマ

 

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