こんにちは。冨樫純です。
独学で、憲法を学んでいます
そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。
タイトル
死刑を考える
死刑は、いうまでもなく犯した罪を自らの生命によってつぐなう究極の刑罰です。
この制度は非常に古くから、ほとんどどの国にも存在しました。
しかし、近代になると、 死刑を疑問視する意見が出てきます。 個人を基礎として社会や国家がつくられると考える場合、個人の生命自体を消滅させるような刑罰を認めることができるかどうか問題だからです。
また、刑罰に関する研究や、人道という観念の発達も、このような疑問の根っこにありました。
死刑をどう考えるかという問題にたち向かうには、哲学・倫理・宗教をふくむ総合的な考察が必要なことはいうまでもありません。
しかし、死刑が法制度である以上、なによりもまず法的問題として考えてみなくてはならないでしょう。
死刑制度の是非は、日本では、憲法上と法律上の双方のレベルで争われています。
ところで、死刑問題をあつかう場合、 注意しなければいけないことがあります。
それは、死刑は人の感情を強く刺激するということです。
その場面にだけ注目する限り死刑はあるべきでないと感じる人がほとんどでらはないでしょうか。
しかし、日本の場合、 今までの例では死刑には
前提として殺人があり、その殺害状況は、当然ながら、処刑よりずっと陰惨なものだということも知っておく必要があります。
殺人の様子を描いたノンフィクションを読めば、このような人間は死刑が当然だと思うのではないでしょうか。
だれでも心がゆれ動く問題なのです。
理不尽で残忍非道な殺人をしたことが疑いない者に対しても、死刑は許されないといえるだろうか、と問うのです。
感想
現代では、死刑が残っている国が少ないですが、やはり、死刑は行き過ぎだと考えているのだろう。
下記の本を参考にしました
『いちばんやさしい 憲法入門』
初宿 正典 他2名
有斐閣アルマ