とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

信教の自由の限界

こんにちは。冨樫純です。

 


独学で、憲法を学んでいます

 


そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。

 


タイトル  

 


判例を見てみよう

 


ハッキリと「著しく反社会的」といえる場合はともかく、現実の社会ではもっとキワドイ形で信教の自由の問題が起こります。

 


最高裁は2つの判決でより具体的な判断基準を示しました。

 


その1つは、「エホバの証人」の信徒であった高専の学生が、その信仰上の理由から必修科目であった剣道実技の授業に参加せず、留年・退学となった事件です。

 


これに対し最高裁は、本人の不利益がきわめて大きい一方、剣道実技の代替科目を認めるという方法でも教育目的は達成できたはずである、といった具体的な衡量の結果、学校側の措置は 「社会観念上著しく妥当を欠き、違法である」としました 。

 


もう1つは、オウム真理教に対する裁判所による解散命令が信教の自由に反するとして争われた事件です。

 


最高裁はこの解散命令はもっぱら宗教法人の世俗的側面に着目してのもので、解散命令制度の目的も合理的であるとし、それにのっとって行われた解散命令は必要かつ適切であり、違憲ではないとしました。

 


感想

 


オウム真理教に対する裁判所による解散命令が信教の自由に反するとして争われた事件があったことに少し驚きました。

 


よく考えると、あれだけの事件を起こしたので当然だと思います。

 


下記の本を参考にしました

 


『いちばんやさしい 憲法入門』

 初宿 正典 他2名

 有斐閣アルマ

 

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