とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

制限だらけの子どもたち

こんにちは。冨樫純です。

 


独学で、憲法を学んでいます

 


そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。

 


タイトル  

 


制限だらけの子どもたち

 


子どもは、20歳になるまでは、選挙権がありません。

 


親の同意がなければ結婚できません。

 


酒もタバコも飲んではいけないことになっています。

 


18歳になるまでは自動車の普通免許がとれません。

 


ポルノ映画館に入場できないことになっています。

 


16歳になるまでは、オートバイの免許がとれません。

 


15歳になるまでは、遺言をしても有効とは認められません。

 


さらに、学校によっては、制服着用や丸刈りが強制され、政治活動、オートバイの免許取得、パーマ、ゲームセンターや喫茶店への入店などが禁じられています。

 


これらの制限の中には、まあ、なんとなく納得できる制限もあります。

 


たとえば、酒・タバコの禁止やポルノ映画館への入場禁止がそれにあたります (もっとも、境界年齢が高すぎるのではないかという問題は残ります)。

 


小学生の頃から毎日晩酌を欠かさず、タバコをふ

かしながら雑談をするような生活を続けていれば、その子どもはアル中になったり、肺がまっ黒になったりしてしまいます。

 


また、ドラえもんポケットモンスターの映画には見向きもせず、ポルノ映画館に入りびたりという子どもは、その将来が思いやられます。

 


しかし、 他方では、どうも納得できない、そこまで制限することってはないだろうと思うような制限も少なくありません。

 


たとえば、丸刈り強制、高校生のオートバイの免許取得の禁止、喫茶店への入店禁止がそれにあたります。

 


中学生に丸刈りを強制する理由として、学校側は、非行防止、学業専念などをあげています。

 


しかし、小学生や高校生が坊ちゃん刈りや横分けのような普通の髪型が許されているのに、どう

して中学生だけが普通の髪型を許されないのでしょうか。

 


なぜ、中学生が横分けをすれば非行と結びつくのでしょうか。 また、法律(道路交通法)によれば、

16歳になるとオートバイ免許をとれるのに、 多くの高校は高校生が免許をとることを禁止しています。

 


中学時代の友人のうち、卒業して就職した者はオートバイ免許がとれ、高校に進学した者はとれないというのは、おかしいのではないでしょうか。

 


また、学校によっては喫茶店に入ることを禁止しているところがありますが、そこまで私生活に干渉することは行き過ぎではないのでしょうか。

 


感想

 


たしかに、子どもたちに対する制限が行き過ぎている感じはします。

 


下記の本を参考にしました

 


『いちばんやさしい 憲法入門』

 初宿 正典 他2名

 有斐閣アルマ

 

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