こんにちは。冨樫純です。
独学で、経済学を学んでいます。
そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。
タイトル
子どもを叩いてはいけない、たった一つの理由
保育園通いの効果を理解するためには、子どもだけでなく、お母さんの変化にも注目する必要があります。
お母さんに注目するのは、やはり、子どもとの距離が最も近く、影響力が最も大きいと考えられるためです。
お母さんと子どもの関係を知るために、お母さんの子どもに対するしつけのしかたを見ていきます。
子どもが3歳半時点で行われた調査では、子どもが悪いことをしたときにどのように対応するのか質問しています。
具体的には、以下の五つの質問に対して、「よくする」「ときどきする」 「まったくしない」 のどれに当てはまるかで答えてもらいます。
1 言葉でいけない理由を説明する
2理由を説明しないで 「だめ」、「いけない」と
しかる
3おしりをたたくなどの行為をする
4子どものしたことを無視して悪いことに気づか
せる
5 外に出す・押し入れに閉じ込める
これらの中で、最も望ましいと考えられているのは、1の「言葉でいけない理由を説明する」で、逆に最も望ましくないとされているのは、3の「おしりをたたくなどの行為をする」です。
なぜ体罰は良くないと考えられているのでしょうか。それは、親が体罰を行うことで、自分の葛藤や問題を暴力によって解決してよいという誤ったメッセージを伝えることになってしまうためだと考えられています。
ある日本の研究では、幼児期に親に体罰を受けた子どもは、他の子どもに乱暴しがちで、 問題行動を起こしやすくなる傾向があることを明らかにしています。
感想
虐待を受けた子どもは、大人になって、自分が親になった時、子どもに虐待するとよく言われますが、その理由がわかりました。
下記の本を参考にしました
『家族の幸せ』の経済学
データ分析でわかった結婚、出産、子育ての真実
山口 慎太郎著