とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

幼児教育は大切か

こんにちは。冨樫純です。

 


独学で、経済学を学んでいます。

 


そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。

 


タイトル 

 


もし、あなたの子が幼児教育を受けていなかったら

 


近年、保育園・幼稚園で行われる幼児教育が、世界中で注目を集めています。アメリカではオバマ前大統領が4歳児向けの教育プログラムの推進を各州にうながしてきましたし、動きの早かったEUでは2000年代前半に、9割の子どもが幼児教育を受けられるようにすることを目標に定めました。

 


こうした動きの背景にあるのは、経済学を含む、さまざまな分野での研究成果の蓄積です。

 


これまでの研究によると、幼児教育は、子どもの知能指数のみならず、意欲、忍耐力、協調性を含む、社会情緒的能力と呼ばれるものを改善し、子どもの人生に大きな影響を及ぼすことが明らかにされてきました。

 


幼児教育は子どもの発達に好影響、といっても、幼児教育の「効果」とはそもそも何なのでしょうか。

 


科学的研究で測られる 「効果」とは、ある幼児教育プログラムに参加した場合と、参加しなかった場合とで比較した、知能指数や社会情緒的能力の差として定義されます。

 


たとえば、「保育園通いが子どもの知能指数に与える効果」を知りたいのであれば、「保育園に通った場合の知能指数」 と、 「通わなかった場合の知能指数」を比較して、その差を保育園通いの効果とみなします。

 


ここで気をつけないといけないのは、保育園に通わなかった場合、子どもたちは日中どのように育てられるのかということです。

 


お母さん、あるいはお父さんに育てられる子どももいるでしょうし、おばあさん、おじいさんやその他の親戚に育てられる子どももいます。

 


3歳を超えた子どもであれば、幼稚園に通っているかもしれません。

 


ある子どもが保育園に通わない代わりに、幼稚園に通っているとしたら、測定される保育園通いの効果は、ほとんど見つけられないでしょう。

 


これは、保育園でも幼稚園でも、その道のプロである保育士さんや先生が、子どもに質の高い教育を行っているため、両者の間に大きな発達の違いが生まれないためです。

 


逆に、子どもにあまり構わないような親や親戚と日中過ごしているような子は、知的な刺激を十分に受けることができません。

 


こうした子どもにとっては、保育園通いの効果は大きなものとなると考えられます。

 


保育園通いの効果を正しく解釈するためのポイントは、もし子どもが保育園に通っていなかったら、どんな環境で育てられたのだろうかと考えることです。

 


感想

 


幼児教育の大切さは分かりました。

 


具体的にどんな風に教育すればいいのか気になります。

 


下記の本を参考にしました

 


『家族の幸せ』の経済学 

  データ分析でわかった結婚、出産、子育ての真実

  山口 慎太郎著

  光文社新書

 

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